「社労士診断認証制度」とは、全国社会保険労務士会連合会が独自に設立した制度です。労務コンプライアンスや働き方改革に取組む企業を支援するため、取組み企業に対して社労士が企業の労務管理状況を診断し、認証マーク(3種類あります)を発行します。
社労士診断認証制度を活用することで、働きやすい企業を目指すことをアピールすることができるほか、採用や人事労務管理、法令の公表義務の充足に役立てることができます。
1.人を大切にする企業としての信頼性向上
社労士診断認証制度は「人を大切にする企業」であることを証明するものです。職場環境をよりよく改善し、従業員の皆さんが働きやすい企業を目指すことをアピールすることができます。
2.優良人材のリクルートへのアピール
認証を受け診断結果を公表することで企業情報に高い信頼性が生まれます。求職者にとって診断結果を確認できることは、企業実態の貴重な情報源となります。
3.労務コンプライアンスの見える化
全国社会保険労務士会連合会が作成した「経営労務診断基準」で基づき診断するため、人事労務管理に関する問題点を正しく把握することができ、さらに企業が自発的に診断を受けている高いコンプライアンス意識があることを証明できます。
4.女性活躍推進や人的資本関連指標の公表
診断の数値情報は女性活躍推進法、労働施策総合推進法や育児・介護休業法の情報公開項目に対応しているため、診断結果を公表することで、法令の公表義務を充足することができます。